日本初個展
ベルギー人アーティスト、アン・ヴェロニカ・ヤンセンによる個展「東京、銀座5丁目4-1」が、銀座メゾンエルメス ル・フォーラムで2026年9月11日(金)から 2027年1月11 日(月・祝)まで開催される。1970年代後半から、合板、ガラス、コンクリートといった簡素な素材を用い、1990年ごろからは、光、音、人工煙霧といった要素を用いながら、常に実験的な試みを継続してきたヤンセン。作品は彫刻、インスタレーション、ビデオ、写真、コンテンポラリー・ダンスの舞台美術など多岐にわたる。

《Rose》 | 2007年 | 7基のスポットライト、人工塵 | 直径350-440 cm (サイズ可変) | Photo: Andrea Rossetti | Courtesy of IAC Villeurbanne
本展は、90年代以降継続するヤンセンの一連の作品で構成される。会場である銀座メゾンエルメス ル・フォーラムの住所をタイトルにした背景には、場所への身体的、感覚的、かつ概念的なヤンセンのアプローチが強く示されている。特定の住所に宛てられ、その空間の物理的な観察から構想された作品は、拡散する光を物質として扱う《Rose》、瞬間の痕跡を記憶する青いグリッター《Untitled (blue glitter)》、熱反応フィルムで覆われた座面を持つブランコ《Swings》、自身の声をメディウムとする新作《Donut》など10点余りが並ぶ。
アン・ヴェロニカ・ヤンセン(Ann Veronica Janssens)
1956年、イギリス・フォークストン生まれ、ベルギー・ブリュッセルを拠点に活動。1970年代以降、鑑賞者の空間における体験に焦点を当てた作品を発表している。反射、光彩、透明性をテーマとしたサイトスペシフィックなインスタレーションは、光、人工煙霧、音といった捉えどころのない要素や、手段や媒介としてのみ機能するシンプルな素材を用いて制作される。それらは「今この瞬間」の儚さ、空間や時間に対する主観的な認識、そしてそれらの絶え間ないうつろいを体験するための装置として機能する。彼女の作品は、「物質」が「非物質」を通じた変容が、鑑賞者に方向感覚の喪失や不安定感を与え、やがてその感覚を肉体(物理的)から心理的な領域への移行を促がす。鑑賞者は自らの動きや他者との対話、そしてアーティストが作り出した状況に対する認識、また、そうした状況を通して活性化させた建築物や空間に対する認識を通して、他に類を見ない体験に能動的に参加することとなる。
アン・ヴェロニカ・ヤンセン「東京、銀座5丁目4-1」展 開催概要
| 会期 | 2026年9月11日(金)〜 2027年1月11 日(月・祝) |
| 時間 | 11:00~19:00 ※水曜日、年末年始休館 |
| 会場 | 銀座メゾンエルメス ル・フォーラム |
| URL | https://tinyurl.com/3c6sk3ff |

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