建築デザインアワード 第39回 WA Awardsが応募受付を開始

World Architecture Community(WAC)は、第39回 WA Awardsの応募受付を開始しました。WA Awardsでは、革新的な建築プロジェクトを世界中から募り、著名な建築家や有識者、トップデザイナー、過去のWA Awards受賞者やWAメンバーから成る審査団の選考により、受賞者を決定します。対象は、建築家、インテリアデザイナー、建築・インテリアデザイン専攻の学生で、応募締切は2021年11月8日(23:59GMT)となっています。エントリーは、WA会員登録(無料)をしたのちに、会員ページより行うことができます。ADF(NPO青山デザインフォーラム)は、メディアパートナーとしてWA Awardsをサポートします。

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from left to right: No Footprint House (NFH) by Oliver Schütte © Fernando Alda Fotografía / Fernando Alda, Eleftheria Square by Zaha Hadid Architects © Laurian Ghinitoiu, THE GRAND CANAL Experience Center by Shanghai PTArchitects © courtesy of Shanghai PTArchitects, Sang Mu Dae _ Military Meditation Center by Kyeongsik Yoon © Jongoh Kim, Red Bloom by Myspace Architects © courtesy of Myspace Architects, Chengdu Everbon Renshou Feicui City Sales Center by Emma Zhang © courtesy of Emma Zhang, The Peak by Studio Symbiosis © Studio Symbiosis, Wandering In The Woods –XinMeng · Montessori Kindergarten by Liu Jinrui © Liu Jinrui.

本アワードは、2006年の創設以来、35回を超える開催を通して1,700以上の作品を顕彰してきました。世界中から広く募集することで、刺激的で傑出した作品の数々を埋もれさせることなく発掘し、ハイライトすることを目的としています。

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Time River Experience Center by CLV. Design in China won the WA Award in the 38th Cycle in the Interior Design/Realised category. Image courtesy of CLV. Design.

カテゴリー

WA Awardsは、建築家、インテリアデザイナー、学生のカテゴリーにおいて、それぞれ建築インテリアデザインの2つの部門のプロジェクトを募集しています。 プロジェクトは、さらに建築、インテリアデザイン部門の3つのサブカテゴリーである、リアライズド(Realized)デザインド(Designed)学生に区分されます。 

建築

デザインド:未施工のプロジェクト

リアライズド:過去10年以内に施工されたプロジェクト

学生:学生/研究室がデザインしたプロジェクト(学部または修士課程で研究されたプロジェクトであること)で、「デザイン/コンセプト」のプロジェクトのみ有効。学生部門のプロジェクトは、アップロードの際に「プロジェクトチーム」の欄に監督者または講師・インストラクターの名前を記載する必要があります。この基準に従わない学生部門のプロジェクトは、審査から除外されます。 

インテリアデザイン

リアライズド:過去10年以内に施工されたプロジェクト

学生:学生/研究室がデザインしたプロジェクト(学部または修士課程で研究されたプロジェクトであること)で、「デザイン/コンセプト」のプロジェクトのみ有効。学生部門のプロジェクトは、アップロードの際に「プロジェクトチーム」の欄に監督者または講師・インストラクターの名前を記載する必要があります。この基準に従わない学生部門のプロジェクトは、審査から除外されます。 

評価基準について

WA Awardsの評価基準は、建築アートへの取り組みを反映した、インスピレーションを与えるデザインの斬新性、独創性、創造性に基づきます。World Architecture Communityは、理論と実践のギャップを架橋しようと取り組んでいます。したがって、提出プロジェクトに関する建築家の説明と審査員との議論は、デザインそのものと同様に、評価の際に非常に重要な事項になります。

アワード日程

年間3〜4回開催されるアワードの日程は、各サイクルで同じものとなります。 新しいアワード開始の発表から最初の3か月は、応募者はWA Awardsにプロジェクトをアップロードして応募することができ、その期間中に審査が行われます。第39回の応募締切は2021年11月8日です。受賞者の発表は、サイクルが終了してから10~15日後に行われます。

審査員と選考過程

WAアワードには、WA審査委員による審査で選ばれる10作品と、WA会員の投票によって選ばれる5作品があります。WA審査委員は、名誉会員と過去のWAアワード受賞者によって構成さています。会員がプロジェクトを評価するためには、会員自身のページに少なくとも1つ以上のプロジェクトをアップロードしていることが条件であり、そのプロジェクトはWorld Architecture Communityによって承認され公開されいる必要があります。更に、トップ10やトップ5に選ばれなかった作品のなかから、WA審査員が選ぶ「特別賞」も用意されています。選考は、サイクルが開始してからおよそ4カ月かけて実施されます。

WA名誉会員には、ニコス・フィンティカキス(シンセシス&リサーチ創設者)、インドネシア人建築家 ブディ・スカダ、アーティストのルース・ジェイコブソン、ジャンカルロ・アルハデフ(アルハデフ・アーキテクツ創設者)、サンジャイ・プリ(サンジャイ・プリ・アーキテクツ創設者)などをはじめとした、建築業界のリーダーが名を連ねています。

参加費

エントリー1件につき費用は下記の通り。特典などの詳細はウェブサイトを参照

  • WAデザインド・アワード・カテゴリー:$100
  • WAリアライズド・アワード・カテゴリー:$200
  • WA学生アワード・カテゴリー:無料

受賞特典

WA Awardsの受賞者には、デジタルのWA Award受賞ポスターと、受賞者発表の数週間後にデジタルのWA Award Certificateが贈られます。サイクルが終了すると、応募プロジェクトはWACの記事で紹介され、WACメンバーに投票と評価を呼びかけるとともに、メンバーには別途メールが送られます。 また、受賞者はWACの特集記事で発表されるほか、メディアパートナーやその他のグローバルな出版物でも紹介されます。 

World Architecture Communityについて

2006年に設立されたWorld Architecture Communityは、世界中の建築家、インテリアデザイナー、建築・インテリアデザインの学生、研究者が集まり、アイデアをシェアし、デザインを競い合うためのユニークな環境を提供します。 World Architecture Communityは、真にグローバルなプラットフォームとして、国際的なコンテンポラリー建築とインテリアデザインが様々な観点から表現され、国際的なメディアにあまり取り上げられていない国々に平等な機会を提供する場となっています。