公共トイレの常識を大きく変えるビッグプロジェクト
TOTO出版は、公共トイレプロジェクト「THE TOKYO TOILET」の全貌がわかる書籍『The Tokyo Toilet』を、2023年10月20日(金)に発売した。これまでの公共トイレの常識を大きく変えるビッグプロジェクトに16組のクリエイターが参画。新しく生まれ変わった東京都渋谷区内17ヵ所の公共トイレを写真、図面、データ等で紹介。本書では、プロジェクトに携わった関係者へのインタビュー、寄稿が多数収録。
日本が世界に誇る「おもてなし」文化の象徴であるトイレ。ダイバーシティー社会の実現を目的に、東京都渋谷区内17カ所の公共トイレを新しく生まれ変わらせた「THE TOKYO TOILET」プロジェクト。また、「THE TOKYO TOILET」で生まれた公共トイレは、ヴィム・ヴェンダース監督による映画「PERFECT DAYS」の舞台になる。当プロジェクトにおいてTOTOは、現状調査と設置機器を含めたトイレ空間のレイアウト提案を行った。
参加建築家・クリエイター
安藤忠雄、伊東豊雄、後智仁、片山正通、隈研吾、小林純子、坂倉竹之助、佐藤可士和、佐藤カズー、田村奈穂、NIGO®、マーク・ニューソン、坂 茂、藤本壮介、マイルス・ペニントン、槇文彦
目次
INTRODUCTION
THE TOKYO TOILETS
坂 茂 / 片山正道 Wonderwall® / 田村奈穂 / 槇文彦 / 坂倉竹之助 / 安藤忠雄 / NIGO® / 隈研吾 / 佐藤可士和 / 伊東豊雄 / 佐藤カズー Disruption Lab Team / 後智仁 / マーク・ニューソン / マイルス・ペニントン / 東京大学DLXデザインラボ / 小林純子 / 藤本壮介
PROJECT DESIGN
CONCEPTION AND CONSTRUCTION
- 気づきを生み出し、心を動かす、THE TOKYO
- TOILET 柳井康治(プロジェクト発案・資金提供者)
- 身近な社会課題を見逃さず、 諦めずに取り組む 笹川順平(日本財団)
- 公共トイレへの態度変容を目指して 長谷部健(渋谷区)
- 優しさを象徴する空間としての公共トイレ 吉田伸典(TОTО)
- 建築の限りない可能性に触れて 竹林桂太朗(大和ライフネクスト)
SPECIAL CONTRIBUTION
忙しい東京の中の静かな場所 ヴィム・ヴェンダース(映画監督)
DRAWINGS AND SPECIFICATIONS
LOCATION MAP
文:岡野 民(おかの たみ)
エディター&ライター。建築やデザインの分野を中心に取材、執筆を行うほか、デザイン関連の展覧会の企画にも携わる。
写真:永禮 賢(ながれ さとし)
1975年生まれ。フォトグラファー。東京都在住。現在、作品制作・広告・雑誌・書籍等、国内外で活動。
『The Tokyo Toilet』書籍情報
著者 | 文:岡野民 / 写真:永禮賢 |
デザイン | 島田隆 |
定価 | 3,300円 |
発行 | 2023年10月20日 |
体裁 | B5判変型(タテ257mm × ヨコ190mm)280ページ |
言語 | 和英併記 |
TOTO出版 | https://jp.toto.com/publishing/ |