先住民の誇りを伝える

734平方メートルを誇るTekαkαpiməkコンタクト・ステーションは、ペノブスコット族の伝統的な故郷であるアメリカ・メイン州北部にあるカタディン国定公園に位置しており、訪れる人々を迎えている。ペノブスコット語で「見渡す限り」を意味するTekαkαpimək（Dah-gaga-bee-mok）には、ワバナキ族からの先住民のノウハウが込められている。これらの土地と水域の文化的物語、言語、イメージ、親族関係、先祖代々の表現、現代の慣習、土着の資料を紹介している。本プロジェクトは、メイン州を拠点とするロクサンヌ・クインビーとエリオッツヴィル財団より、ノルウェーを拠点とするサンダース・アーキテクツに依頼された。

Todd Saunders with Ryan Jorgensen and Éva Baráth

Todd Saunders with Ryan Jorgensen and Éva Baráth

Todd Saunders with Ryan Jorgensen and Éva Baráth

本プロジェクトは、自然や文化的な景観との関係を再構築しつつ、困難な地形とのバランスを取りながら先住民の感性を持って設計し、過酷な条件の中で地元の労働力を動員して、構造の完全性と美しさを追求している。入植者植民地主義の痛ましい歴史と闘いながら、信頼と創造性を高める異文化体験が生まれ、人々の合流が進むべき道を示している。この施設はワバナキ族、デザイナーや建築家、慈善活動家、そして森や水、そこに住む多くの住人たちなど集合体を表現するものである。自然がそうであるように、様々なことを与え続けてくれる。

Todd Saunders with Ryan Jorgensen and Éva Baráth

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