ベラルーシの真髄を体験するゲートウェイ

レックス・アーキテクツが、ベラルーシの世界への窓を提供するミンスク空港の新しいプライベートジェットターミナルのデザインを発表した。このターミナルは、世界で活躍するエリートたちが到着と出発の両方でベラルーシの真髄を体験できるゲートウェイとなっている。

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Photo credit: RECS Architects

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Photo credit: RECS Architects

本プロジェクトのインテリアデザインでは、レセプション・ホール、ラウンジ、バー、ミーティング・ルーム、洗面所、屋上階通路、VIPサロンを手掛けた。現代的なデザインで、リラックスしたエレガントな空間を演出している。

エントランスホールがそのデザインを特徴づけている。レセプションの背後にあるエントランスの壁の造形が周囲に広がり、新しく印象的な雰囲気を生み出している。

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Photo credit: RECS Architects

ロビー中央の大階段からは、真鍮の手すりが上階のラウンジ内のディビジョンサークルまで伸びており、空間全体に統一感をもたらすとともに、航空機械のメタリックな雰囲気を漂わせている。

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Photo credit: RECS Architects

大きなメインホールは、中央の大きな螺旋階段と同じ真鍮で作られた大きな地球儀によって上から照らされている。地球儀に直角に、床には大理石と真鍮のはめ込み細工で風のバラが描かれている。

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Photo credit: RECS Architects

会議室では、楕円形のテーブルの黒い鏡面が、上方に散りばめられた電球の光を反射し、変化するダイナミックな効果をもたらしている。

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Photo credit: RECS Architects

屋上階では、エレベーターを降りると、美しい風景に囲まれたガラスの回廊のようなスカイウォークが暖炉と着陸帯を見下ろすVIPサロンへと続いている。

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Photo credit: RECS Architects

不確かで混乱する世界から発展するために

2018年に始まったこのプロジェクトの最終設計は2019年に提出され、建設が始まったのはパンデミックの最中だった。渡航が制限され、航空業界は大打撃を受け、世界経済は危機に陥った。ヨーロッパの緊張が平和な環境を変えた。そのような状況下、人々は平和が戻り、正常化と明るい未来が戻ってくることを待ち望んでいる。

やがてパンデミックが収束し、戦争が終結すれば、人々は再び自由に感動的な旅に出ることができるようになる。人々が平和で満足して暮らし、働き、より良い環境でより良い生活を送ることができる開発は今後も必要になるだろう。本プロジェクトをとおして、ベラルーシの人々や国のイメージが現代的な言葉で表現され、世界の他の国々と肩を並べる自信と野心の感覚が映しだされているといえる。

本プロジェクトは完成してから現在まで15か月間、世界を行き来する利用者から高く評価されてきた。それはつまりレックス・アーキテクツへの賞賛でもある。彼らは「人々のより良い生活を創り出す」ことを目的とし、自分たちが手掛ける環境や空間が、国際的なコミュニケーションや経済発展を促進する重要な場であることを理解している。

レックス・アーキテクツ

レックス・アーキテクツ・スタジオは2011年、建築家でありミラノ工科大学の博士課程に在籍するピエール・マリア・ジョルダーニとチェン・ジェンによって設立された。建築において多分野にまたがる知識をワンストップで提供することを目的に活動している。