ビジネス / 公園 / グリーン / エコロジーを巧みに組み合わせたユニークなプロジェクト
ラグアルダ・ロウ・アーキテクツが設計した「成都共同革新合作センター」が、それぞれオフィス・高層ビル部門と都市・マスタープラン部門でポピュラー・チョイス・アワードを受賞。プロジェクトは建築家の社会的責任に対する強い意識を体現し、周囲の環境とシームレスに融合する特別な建築空間を創造することへの揺るぎない献身を示すものである。
成都共同革新合作センター
周辺ブロックの硬直した都市グリッドから姿を現したこの15万m²の複合施設は、無限に続くように見える螺旋に幾重にも重なるレイヤーが印象的な構成となり、対向する2つのクレセントは池を行き交う鯉のように楕円形のオアシスを囲むように浮かんでいる。
成都は、進化的な「公園都市」コンセプトを提唱する中国初の都市であり、このプロジェクトは、ビジネスと公園やグリーン・エコロジーを巧みに組み合わせたユニークな事例となる。中央庭園はデザインにおける空間感覚を利用し、緑の公共環境と利用者の消費を組み合わせた様々な活動の舞台を設定。ターゲットは3キロ圏内の住民25万人とオフィスワーカー49万人となる。
このプロジェクトは繁栄する都市に安らぎの場を作り出し、消費者が都市内の新しい緑地で自然に触れることを可能にした。屋外アート・インスタレーションは、現代アートと地域文化を融合させ、一般公開のためのインタラクティブな空間を作り出している。
そのユニークで革新的なデザインを通じて、このプロジェクトは魅力的な新しい緑の生息地を開き、ダヤン地区の象徴的なランドマークとなり、すでに社交、ビジネス、憩いの場として、地域社会に緑の生態系とワークライフバランスのための多様な空間を提供している。
ラグアルダ・ロウ・アーキテクツ
ラグアルダ・ロウ・アーキテクツ(LLA)は、ニューヨークを拠点とする国際的に有名な建築事務所。店舗、オフィス、住宅、ホスピタリティ、複合施設など多様なポートフォリオを擁するLLAの先見的なデザインは、世界中で永続的なインパクトを与えている。持続可能で社会的責任のある空間づくりに専念するラガーダ.ロウ・アーキテクツは、革新的な建築ソリューションの中で、美学、機能性、環境スチュワードシップをシームレスに融合させている。