ユネスコ世界ジオパーク認定に向け本格始動
リモートアクセスソリューション「Splashtop」を提供しているスプラッシュトップが協賛した講演会「パリで発信!和歌山の魅力∞」が、2024年5月18日フランスのパリ日本文化会館で開催され、総勢100名以上が参加した。「南紀熊野ジオパーク」はユネスコ世界ジオパークへの認定を目指しており、認定審査は4年に一度に行われている。本講演はYouTubeでも同時中継され、パリ日本文化会館YouTubeチャンネルでアーカイブ動画が視聴可能となっている。
講演会概要
- 日時:2024年5月18日(土)14:00~16:00(現地時間)
- 会場:パリ日本文化会館小ホール
- 主催:和歌山県
- 共催:パリ日本文化会館 隈研吾建築都市設計事務所
建築家 東京大学特別教授・名誉教授 隈研吾の基調講演では、「場所の力、木の時代 環境の時代」をテーマに、熊野古道や南紀熊野ジオパークについて話した。2022年の和歌山県との地方創生に関する包括連携協定、和歌山市での隈研吾建築都市設計事務所の新オフィス開設の経緯についても話題にあげ、またコロナ禍による働き方の見直し、都市への集中から地方分散の時代・どこでも働くことができる時代への変化の捉え方の重要性についても講演した。
和歌山紀州産のアカネ材を活用した椅子2基「AKANE」を初披露
講演会では和歌山紀州産のアカネ材を使った隈研吾建築都市設計事務所が特別にデザインした椅子2基「AKANE」を披露。虫食い状態の表面をあえて見せるデザインで、余材として捨てられるアカネ材のサスティナブルな活用を目指す。今回初披露した「AKANE」はパリ日本文化会館で、2024年5月2日(木) から6月29日(土)まで開催している「丹下健三と隈研吾展 東京大会の建築家たち」展のエントランスに展示されている。
「南紀熊野ジオパーク」を世界へPR
「南紀熊野ジオパーク」は和歌山県南部9市町村と奈良県吉野郡十津川村を対象とするジオパークで、プレートの動きによって生み出された3つの大地で成り立っている。特徴的な地形や巨岩、奇岩など独特の景観と温暖湿潤な気候がもたらす多種多様な動植物、そしてそこから生まれた熊野信仰や筏流しなど数多くの優れた自然と文化が認められ、2014年には日本ジオパークに認定された。
スプラッシュトップ
リモートアクセス、リモートサポートなどのソフトウェア「Splashtop」を開発する企業として2006年米国カリフォルニア州サンノゼのシリコンバレーで設立され、日本法人であるスプラッシュトップは2012年に設立した。リモートデスクトップ「Splashtop」で企業や個人でのリモートワークやテレワークを推進し、新しい働き方改革の実現をサポートしている。
隈研吾建築都市設計事務所
世界的建築家である隈研吾が代表を務めるデザイン・設計事務所。国内外合わせて数百名におよぶ設計のプロフェッショナルが所属し、それぞれの才能によって世界に新たな潮流を生み出している。和歌山県とは2022年2月に「建築デザインの力による地方創生の実現に資する包括連携協力に関する協定」を締結、2022年11月に和歌山市に新オフィスを開設するための進出協定を締結し、地方創生への取組に尽力している。