「ADFデザインアワード2023」審査結果発表
NPO青山デザインフォーラム(ADF)が主催する、世界の建築家を対象にしたアワード「ADFデザインアワード2023」審査結果が発表され、最優秀賞作品とカテゴリー優秀賞、奨励賞作品が決まりました。最優秀賞は、益子一彦&三上建築事務所 / 押田建築設計事務所(日本)となりました。各受賞者の皆さま、おめでとうございます。
当アワードは、建築・デザイン業界の世界的著名人5名を審査員に招いた、賞金総額100,000米ドルの大型デザインコンペです。受賞者にはミラノでの授賞式出席や作品展示の機会が設けられます。当アワードに応募された方々と運営をサポートしていただいた全ての方々に感謝申し上げます。受賞作品の詳細については、今後、ご報告してまいります。
「ADFデザインアワード2023」概要
デザインアワードテーマは、デザインの表層の美しさ、デザインの採用に至る経緯が、独創的、革新的であり、建築物が人間に有益で、環境負荷に配慮しており、建築デザインの世界で新境地の開拓にチャレンジしている建築作品でした。世界の注目を浴びる『ミラノサローネ国際家具見本市』の会期中、ADFはフォーリサローネにて会場を設営し、受賞作品の展示を行います。さらに東京・青山のADFギャラリースペースにおいて作品展示も予定しております。
審査員
- Marialisa Santi (The President of the Foundation of the Order of the Architects of Milan)
- Suzy Annetta (Design Anthology)
- Ottavio di Blasi(ODB OTTAVIO DI BLASI & PARTNERS)
- 岡部憲明(岡部憲明アーキテクチャーネットワーク)
- 平田晃久(平田晃久建築設計事務所)
審査基準
- 美しさ : 形状・色彩・ディテール・素材選定に芸術的な価値がある。
- イノベーション : 社会変化に対応し、新素材を使用して革新的な建設プロセスと先駆的なデザインを採用している。限られた条件の中でイノベーションを起こすことにチャレンジしている。
- 有益性 : 建築物が使用するユーザーや環境に配慮し、有益であり、持続可能な建築物である。
- 地域性/文化性/時代性 : 地域との融合と差別化、表面的な美しさが時代的で文化的背景に適合している。
賞金
- 最優秀賞 20,000米ドル
- カテゴリー別優秀賞 10,000米ドル
- カテゴリー別奨励賞 1,000米ドル
「ADFデザインアワード2023」受賞者
最優秀賞者
- 益子一彦&三上建築事務所 / 押田建築設計事務所(日本)
カテゴリー①ホスピタリティ
- 優秀賞 Senthil kumar Doss(インド)
- 奨励賞 小野司(日本)
カテゴリー②コマーシャル&オフィス
- 優秀賞 該当なし
- 奨励賞 Peter Logan Architect with Marcy Wong Donn Logan Architects (アメリカ)
カテゴリー③教育とスポーツ
- 優秀賞 該当なし
- 奨励賞 Elisabeth Rüthnick(ドイツ)
カテゴリー④文化的建造物
- 優秀賞 益子一彦&三上建築事務所 / 押田建築設計事務所 (日本)
- 奨励賞 山本卓郎建築設計事務所 (日本)
カテゴリー⑤公共建築
- 優秀賞 該当なし
- 奨励賞 該当なし