スタジオ・シケッツの最新プロジェクトオーシャンビューでネット・ゼロのサステナビリティハウス
メアリー・アン・シケッツ率いるスタジオ・シケッツは、周囲の景観からヒントを得て丘陵地に溶け込み息を呑むようなサステナブルハウスを設計した。当初は週末の避暑地として計画されていたが、パンデミックの影響を受け究極の避暑地となったこのハウスでは、オーシャンフロントのプールと景色、ゲームルーム、書斎、広いキッチンなど、立地の素晴らしさを余すことなく楽しむことができる。
シケッツと彼女のチームは、クーデター、ホリーハント、ラーセン、ムーイ、ピエトブーン、ミーレ、ブリッツィオ、B&Bイタリア、タイピン、フィリップジェフリーズ、ジョルジェッティ、ピンドラー、レストレーションハードウェア、コンクリートワークスの作品などの最高級品で家を整えた。ベッド、オットマン、ブックケース、メディアキャビネットもそれぞれカスタムデザインされたもので、プールにはレオス・エンデルルとロドニー・ハンターによる石化した木の切り株が配置されている。
岩壁にはカリフォルニア州ホリスター産の花崗岩、壁石や玄関のコネクターを引き立てる草原のようなブラウンカラーの石畳などの素材をセレクトし、貝殻もニュートラルなアースカラーで統一。インテリアはカスタムブレンドモザイクの壁とベネチアン石膏で色のアクセントをつけた。
このモダンなサステナビリティハウスは、太陽光パネルとテスラ社のパワーウォールによる発電と温水により、この住宅で必要なすべての電力と2台の電気自動車の充電をまかなうことができる。敷地内で発電した電力でネット・ゼロを実現することが期待されている。
スタジオ・シケッツについて
スタジオ・シケッツは、カリフォルニア州カーメルとインドのバンガロールに拠点を置く、建築、インテリアデザイン、コンサルティングの総合事務所。住みやすさに重点を置き、ランドスケープ、建築、インテリアデザインに深い哲学的なアプローチを織り交ぜることで高い評価を得ている。設立者のガブリエル・メリーアン・シケッツは、30年以上にわたってアメリカ西部とヨーロッパで建築家として活動し、クラシックなシンプルさと自然なエレガンスを備えたデザインを得意としている。